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■ GPSって何? ■

GPSって何が出来るの? そんなに便利なものなの?
   GPSというのは、簡単に言えば人工衛星からの電波信号で自分の位置がわかるという装置です。
 単に自分の位置が分かるだけ、と言ってしまえばそれだけですが、知らない土地へ行ったときにも自分の位置が分かるとは便利な道具だと思いませんか?
 GPSの便利なところはそれだけではありません。目的地の位置をあらかじめGPS受信機に設定しておくと、現在の位置から見た方角と距離を計算して表示してくれます。つまりGPS受信機の言うがままに進めば目的地に着いてしまう訳です。この機能を「ナビゲーション」といいます。
でも、本当に便利なの?
   どうです? GPSって便利なものでしょう?
 と言いたいところですが、残念ながらこのGPSもそうそう便利なものではありません。
 普通、GPS受信機は自分のいる座標、一般には緯度と経度を教えてくれます。しかし緯度と経度を教えてもらったからと言って、はたして自分のいる位置が具体的に分かるものでしょうか? たとえば今あなたのいる位置が東経何度・北緯何度と言われても、「それはどこ?」と思うでしょう。「この地図のどこか教えて」と思うのが普通ですよね。
 GPS受信機が教えてくれた緯度と経度から地図の位置が特定できて初めて自分の位置が分かると言えます。
 また、目的地をGPS受信機に設定するためには目的地の緯度と経度を調べる必要があります。GPSとつきあうためには、この緯度と経度が重要なキーワードなのです。
 ところで、緯度・経度が記入された地図を見たことがありますか? 大抵の人は見たことがないと思います。いえ、このページを見ているあなたですから、見たことがあるかも知れませんね。
 でも、緯度・経度を指定されてその地図上での位置を示せ、と言われればそれは困難な作業でしょう。また、目的地の緯度と経度を調べろ、と言うのも同様です。
 では、どうすればいいでしょうか?
本当に便利に使うためには?
   実はGPS受信機とパソコンを組み合わせると、それがいとも簡単に出来てしまうのです。
 ここ数年の間に、パソコン上で動く電子地図ソフトが普及してきました。大抵のパソコンの地図ソフトは、緯度・経度を入力するとその位置の地図を表示してくれる機能が付いています。これを使えばGPS受信機で示された緯度・経度から、いとも簡単に現在地が地図上で分かることになります。
 しかしそれだけではありません。ほとんどのGPS受信機はパソコンとつなぐためのインターフェースを持っています。ケーブルでパソコンと接続すると、GPS受信機からパソコンへと、人間の手を煩わせずに経度・緯度を伝えることが出来るのです。
 つまり、GPS受信機とパソコンをつなげば、簡単に地図上に自分の位置が表示されることになります。今、普及しているカーナビゲーションは、これと同じ構造であると思ってもらってよいでしょう(実際には自立式などのシステムが併用されますが)。
 自動車ではカーナビゲーションが使えますが、徒歩や自転車ではカーナビゲーションをそのまま使うわけにはいきません。電源や地図を入れたCD-ROMドライブまで含めると、結構な荷物となってしまうからです。
 しかし、高性能なノートパソコンが普及し、ノートパソコンでもWindowsがストレスなく使えるようになりました。これらのノートパソコンとGPS受信機を組み合わせれば、自動車でなくてもGPSの恩恵を受けることが出来ます。
 最近では携帯端末(PDA)と呼ばれるノートパソコンよりもさらに小型の機器が開発され普及しています。そして、この携帯端末上で動作する地図ソフトも現れ始めました。GPS受信機と携帯端末。この組み合わせだと十分に持ち運び可能なサイズとなります。
 実のところ、GPS受信機を内蔵した携帯端末も発売されています。また、地図の表示機能を持ったGPS受信機も発売されています。GPSはまだまだこれから発展していくでしょう。

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